用語集

アタッチメントシステムは、飛散防止フィルム施工の際、グレージングシステムを窓枠に固定する為に使われます。飛散防止フィルムは、室内側のガラス面に施工され、機械貼りまたはウェットガラス貼りのいずれかの方法で窓に固定されます。アタッチメントシステムが必要か、またどのタイプの方法を使用するかは、希望するプロテクションのレベルによって決まります。

爆発の際、ガラスを保持して、致命的な破片の飛散を最小限に抑えるのに役立つウィンドウフィルム、アーマコート飛散防止フィルムの一般名。

取り付け粘着剤は、水を使用してガラスとフィルムの間に化学結合を形成、活性化してガラスにフィルムを貼りつけます。この粘着剤は強い接着力、フィルムの透明性、耐久性があります。

フィルムの施工中に使われたすべてのアプリケーションソリューションがフィルムの下から蒸発して、フィルムの粘着が最大の接着強度に達するまでに要する時間。

日射遮蔽および飛散防止ウィンドウフィルムの一般的な施工方法です。ウインンドウフィルムは、窓ガラス枠より若干大きめにカットしておき、その後ガラスエッジから8分の1まで切り取ります。

建物の外側からみるとより反射や光沢のある外観となり(太陽熱をより遮蔽する)、室内側では反射が少なくなる(夜間の人工照明の内部反射を低減)フィルムの現象。

放射エネルギーを吸収または反射するガラス表面の能力を表す単位です。放射率が低いほど、グレージングシステム特有の熱損失に対する断熱効果は高まります。フィルム付きの窓においては、放射率は反射して室内側に返ってくる熱のことをいいます。放射率が低いほど、室内の熱が外に奪われるのを抑える効果があります。 

建物内の窓やドアの配置、配列および設計

アーマコートセーフティセキュリティフィルムの一般名で、ガラスが割れた際に、破片を保持して飛散を防止するフィルムのメリットを指しています。

ガラスやパネルを窓枠にはめる作業または窓パネルそのもの、ガラスのこと。

赤外線放射

熱として感じるだけで、人の目には見えない光。ほとんどの物体に簡単に吸収される。赤外線は物体の温度を上昇させます。

太陽からの赤外線は、太陽スペクトルの一部分に過ぎません。赤外線遮蔽はTSER (総太陽エネルギーカット率)とは異なります。後者は実際にどのくらいの量の太陽エネルギーを建物内への進入から遮蔽するかを示します。

Low-Emissivity(またはLow-E)は、ウィンドウフィルムを通しての熱損失を減らすため、ガラスまたはウィンドウフィルム上に施されるコーティングです。放射率が低いほど、熱損失に関してより断熱性に優れています。ソーラーガードシルバー25は優れたLow-Eフィルムです。

金属が透明なポリエステルフィルムに均一に層として塗布されるプロセス。金属によって異なる色相、性能を作り出し、さまざまな消費者のニーズに合う機能性を持たせます。

この方法は、8mil(0.2mm)もしくはそれ以上の厚みのセーフティフィルムを、金属押縁システムを使って窓枠に固定することで、ガラス保持力を高めるために使われます。セーフティフィルムは、およそ1インチ(25mm)ほど窓枠に重ねてガラスに施工します。金属押縁システムは、窓枠に重なるフィルム部分に置き、窓枠にねじで締め、フィルムと窓枠を確実に固定させます。ガラスの保持機能のレベルや種類に応じて、機械アタッチメントシステムは、片側(上)または四辺に施工します。

インチの1000分の1の長さの単位。フィルムの厚みを表すのに使われます。1MIL(ミル)=25μ(ミクロン)

デュポン社製のポリエステルフィルムの商標名。ガラス保持、飛散防止、抗粉砕、破片保持、爆風緩和などはアーマコートセーフティセキュリティフィルムの一般呼称です。

施工時に、フィルムとガラスの間に機械的結合を形成する圧力を利用して、フィルムをガラスに接着させるフィルム貼付接着剤。PSAは触るとべとつきます。全ての自動車用ウィンドウフィルム、セーフティフィルムはPSAを採用しています。

同じ条件下における、厚さ3㎜の透明な影なし板ガラスの窓を透過する太陽熱と、フィルム貼付したガラス窓を透過する太陽熱の割合。遮蔽係数が低いほど、日射遮蔽効率は高くなります。

ガラス窓に吸収される太陽エネルギー(可視光線、赤外線および紫外線)の割合。パーセントで表します。

太陽光がガラスに当たると、太陽エネルギーは、ガラスを透過する、ガラスに吸収されるまたガラスに反射して跳ね返されます。ガラスや施工されたウィンドウフィルムの種類によって、吸収率の割合も異なります。パーセントで表されるこの吸収率は、ガラスとフィルムが保持する太陽エネルギーの量になります。ガラスの熱割れと関係する数値になりますので、フィルム選定の際は、販売店にお問い合わせください。

可視光線(まぶしさ)、赤外線(熱)、紫外線(色褪せ、健康被害)に表される太陽からのエネルギー。それぞれの光線はその波長によって区別されます。

建物の内部に直接透過または吸収された、もしくは再放射された太陽エネルギーの割合。日射熱取得率が低いほど、フィルムの日射遮蔽性能は高くなります。

ガラス窓に反射される太陽エネルギー(可視光線、赤外線および紫外線)の割合。パーセントで表します。

太陽光がガラスに当たると、太陽エネルギーは、ガラスを透過する、ガラスに吸収されるまたガラスに反射して跳ね返されます。ガラスや施工されたウィンドウフィルムの種類によって、反射率の割合も異なります。反射率は、ガラスとフィルムが反射して跳ね返す太陽エネルギーの量です。熱遮蔽を最大限にしたい場合は、日射反射率の高いフィルムを探しましょう。最適なフィルムについては販売店へお問い合わせください。

ガラス窓を透過する太陽エネルギー(可視光線、赤外線および紫外線)の割合。パーセントで表します。

太陽光がガラスに当たると、太陽エネルギーはガラスを透過する、ガラスに吸収されるまたガラスに反射して跳ね返されます。ガラスや施工されたウィンドウフィルムの種類によって、透過率の割合も異なります。透過率は、ガラスとフィルムを透過する太陽エネルギーの量です。最適なフィルムについては販売店へお問い合わせください。

銀、ステンレススチール、銅、金、チタニウム、クロム、などの金属微粒子を、ポリエステルフィルムに薄膜する工程。ロール状のフィルムを巻きだし、ターゲット材の上を通過する過程で、プラズマの陽イオンをターゲット材に衝突させて、ターゲット材の原子をフィルム表面に均等に堆積させ薄膜を形成する技術です。この技術によってフィルムの色を長持ちさせ、優れた性能を可能にします。サンゴバンソーラーガードは、業界で初めてウィンドウフィルムをスパッタコーティングしました。

可視光線、赤外線、紫外線が形成する太陽エネルギーを、フィルムが遮蔽する能力をはかる指数。総太陽エネルギーが高いほど、多くの太陽エネルギーを窓から遮蔽します。

室内と室外の温度差によりフィルム間を伝導する熱の測定値。熱貫流率が低いほど、熱の伝導は少なくなります。熱貫流率が低いほど、熱コントロールに適しています。

太陽から放射される不可視の強力な波長(光よりも短く、X線より長い波長)で、UV-A,UV-B,UV-Cの3種類に区別されます。UV-Bは日焼けの原因となり、長時間の暴露は皮膚がんを引き起こす恐れがあります。ウィンドウフィルムは、ほぼ100%近く紫外線をカットします。一部製品は、皮膚がん基金に認定されています。

ポリエステルフィルムは、大きな金属の真空チャンバー内の水冷ローラーに巻かれています。金属(通常アルミニウム)は、冷たいフィルムの表面に蒸発して金属膜を形成します。

ガラス窓に吸収される可視光線の割合。パーセントで表します。

ガラス窓が反射する可視光線の割合。パーセントで表します。可視光線反射率(VLR)の値が高いほど、まぶしさを低減します。可視光線反射率が高いフィルムは、より見た目に反射もしくは暗いタイプになります。

ガラス窓を透過する可視光線の割合。パーセントで表します。可視光線透過率(VLT)が低いほど、まぶしさを低減します。逆に可視光線透過率の高いほど、より多くの自然光を取り入れます。

ガラスの保持機能の補強に使われる手法で、ストラクチュアルシーラント、シリコン粘着剤で、窓枠とセーフティフィルムをしっかり固定します。セーフティフィルムは、まずデイライト施工でガラスに施工し、その後ストラクチュアルシーラントで窓枠と固定します。一般的に使われるのはDow995です。シーラントはフィルムの四辺に施し、フィルムを窓枠まで届かせて重ね合わせ、窓枠とフィルムの間を結合させます。この方法はケミカル・アタッチメントシステムとも呼ばれます。